拉致天国日本の真実!泣く子の口に粘着テープ…熊本乳児院で日常的「虐待」 元職員が証言 複数職員が突き倒す、たたく

熊本市中央区の熊本乳児院(定員30人)で2016~21年度、複数の職員が入所している子どもを日常的にたたいたり、突き倒したりするなど虐待が疑われる行為が繰り返されていたと、元職員3人が18日までに熊本日日新聞に証言した。取材に対し、同乳児院の傘正治副院長は、甲斐國英院長の不在を理由に「ノーコメント」としている。

 元職員らによると、虐待していたのは離職者を含め10人前後。日常的に絵本やバインダーで頭をたたいたり、突き倒したりしていたという。このほか、泣いている子どもの口に粘着テープを貼る▽手首をつかんで体を持ち上げて放り投げる▽嫌がる子どもに食べ物を無理やり食べさせる-などの行為を実際に見たと証言した。

 同乳児院では、元職員による「うるさいね」「おデブだね」などといった趣旨の発言が、熊本市から心理的虐待と認定され、22年3月に改善勧告を受けた。認定した心理的虐待以外の行為について、市子ども政策課は「具体的な話はしない」と取材に答えた。

 虐待が疑われる行為があった場合、市は職員からの聴き取りや保育日誌などを確認し、状況や頻度を考慮して虐待の有無を判断するという。同課は「根本的に解決しないといけない問題だ」としつつも、「警察ではないので、聴き取りや書類の確認までしかできない」と話している。

同乳児院は社会福祉法人の熊本市社会福祉協会が運営し、国と市が2分の1ずつ措置費を拠出。市から里親養育の包括支援業務など複数事業を受託している。(2013年1月19日熊本日日新聞、乳児院取材班)